訪問看護ステーショングリーン - シナジーを創り出す
長らく続けてきた7つの習慣の解説も
ついに公的成功のアウトプットとも言える
第6の習慣までたどり着きました
第6の習慣は「シナジーを創り出す」
シナジーとは異なる力を合わせることで
全体の総和が、個の和よりも大きくなる様なムーブメントを起こすことである
例えるなら
それぞれ異なる料理に使う材料を持ち寄り、ひとつの料理を創り上げるようなイメージです
第1の習慣は調理師免許とでもいいましょうか
料理をする為の基礎を身に着けているということです。これがなければ始まらない
第2の習慣はそれぞれが目指す料理そのものであり
第3の習慣はその料理を作るための最も優れたレシピです
第4の習慣はキッチンです、win-winの設計図を描くのに必要な環境が揃っています
第5の習慣でお互いの料理がどのようなものであるか?味見をしあって、その料理の譲れない点を確認します
そして、第6の習慣でいよいよ料理人達が力を合わせてひとつの料理を創り上げます
つまりwin-winの設計図を具現化するのです
まさにシナジーとは7つの習慣の集大成によって産み出されるのです
異なる料理を合わせるなんて馬鹿なことを…と誰もが思うことでしょう
未知の食材、新たな調理法には不確定要素が多く「失敗するのではないか?」という不安が常に付きまといます
しかし、いつもの料理人、いつものレシピ、いつもの材料から新たな料理は産まれません
このように
新たな発見と問題解決を求めて行動する事の出来る人達にしか味わえない経験がシナジーなのです
では、シナジーを巻き起こすには何が必要なのでしょうか?
7つの習慣ではコミュニケーションが重要な役割を果たす事を示しています
シナジーとコミュニケーション
中道
”高い信頼口座の残高、Win-Winを考える姿勢、まず相手を理解しようとする努力
これらの要素があいまって、シナジーを創り出す理想的な環境ができあがる。”完訳7つの習慣 P522
充分な信頼口座の残高がないと、協働するにあたり相手を信用できない状態に陥る。
そのような状態では、双方自分の立場を守ることしか考えないコミュニケーションが中心となってしまいます
充分な信頼口座の残高があり、互いを尊重しあっている状態ではどうでしょう。
双方Win-Winを考えて議論を進めることができる
しかし、双方の大切にしている部分に踏み込まないコミュニケーションをしているうちは
妥協点を見つけて終わりとなってしまう。1+1が 1.5 にしかならない状態です
双方が相手を理解しようとする姿勢でコミュニケーションをとり、相手の身になって共感する事で
お互いの立場の土台となっているパラダイムを深く見つめる事ができる
そして、勇気と思いやりをもって反対意見を伝える事ができるようになる。
この段階を経て、妥協ではなく新しい第3案へのシナジー創造が始まるのである
第3案
シナジーを創り出すにはもうひとつ重要な要素があります
さて、あなたにはこの女性の絵がどのように見えるでしょうか?
他の方にも見てもらうといいでしょう
そして、この絵の女性が何歳に見えるか話し合ってみて下さい
すると驚く事に、同じ絵をみている筈なのに意見が食い違う事が起きます
いったい何故でしょうか
違いを尊重する
”違いを尊重できるようになるためには、誰もが世の中をあるがままに見ているのではなく、
「自分のあるがまま」を見ているのだということに気づかなくてはならない”完訳7つの習慣 P532
自身のモノの見方には限界がある事を知る事が、他者とシナジーを起こす上で非常に大切です
「他者と同じモノの捉え方ができる」ことを
「価値観が同じ」と表現し
ベストなチームであるかのように語られる事がありますが、実は必ずしもそうではありません
物事には往々にして複数の側面を持っています
しかし、前述した価値観が同じ者達には
平面的にしかその事象を捉えることしか出来ていない可能性があります
意見の相違や衝突こそないにせよ
その事象の一面のみを見て「真実」と思い込んでしまうので産み出される成果も厚みのない表面的なものとなってしまうかもしれません。
一方、同一事象を異なる視点で捉えている者達は
はじめは意見の食い違いや、衝突により
衝撃を受けるかもしれません。ときには相手に銃口を向けられたと感じてしまう事もあるでしょう
しかし、主体性を持ち相手を理解する姿勢に勤め
双方が視点共有に向けてシナジー的コミュニケーションを繰り返す事で
事象の全体像を捉え真実に辿り着く事ができるでしょう。
先程の絵が
同じ様に見えている人達が集まっている場合や
相手が見ている事実を受け入れない場合
この絵はいつまでたっても若い女性(老婆)の絵のままなのです
異なる視点を持つ人達が集まり、コミュニケーションし互いの意見を尊重する事で
「若い女性にも、老婆にも見える絵」である
という真実に到達できるのです。
ひとりでは到達できない第3案、これがまさにシナジーの生み出す力なのです
最後に、ブルーロック内ではシナジーを創り出すプロセスをどの様に表現しているのかご紹介します
主人公は試合の最中、Win-Winを模索するも上手くいかず苦しみます
そんな中「だれもがあるがままに世界をみている」という事に気付き
これを主人公感と呼称するようになります
そして、誰もが自身の物語の主人公であるにもかかわらず
勝手に脇役を押し付けようとしていた考えを改め
「化学反応」(シナジーを創り出すこと)を起こすには
「互いの主人公感を成立させる事が必要」と考えを改めます
「シュートを決めたい自分」と「シュートを決めたい仲間」という関係において
シナジーを創り出すには、互いの利害が一致する第3案が必要となります
第3案を模索するなか
指導者のサポートを受ける事で、自分は既に認められているという事に気付いた主人公
自分で得点を取る事に固執せず、自身に必要な成果について再考します
そして辿り着いた第3案はライバルに勝つ事
さらに
・試合に勝つ
・上司の期待に応える
・仲間のWinを手助けする
という成果も達成したのです
フィクションだから自己中心な人達が集まってもご都合主義でハッピーエンドなんでしょ
って思うかも知れませんが…
現実でも他事業所間で協働するとき、案外それぞれの事業者が自分達の利益最優先で動いていたりしませんか?
逆に王道の漫画の様に「自己犠牲で、周りだけを救う」なんて行動の方が少ないですよね
事業は営利活動です。その根幹から目を逸らして成果を出そうとしても上手くいく筈がないのです
ブルーロックは
エゴイストだらけの世の中において、成果を出す為のヒントが詰まった漫画と言えます
次回は
ここまでお読み頂きありがとうございました。
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