図書5【緊急度を見抜く!バイタルサインからの臨床推論】
訪問看護ステーショングリーンでは所属している看護師の学習・成長をサポートするため、様々な書籍を購入しスタッフへ貸出を行っています。
訪問看護は、様々な疾患と共にご自宅で過ごされている方の在宅療養をサポートする仕事です。
癌末期や急性増悪により、毎日の様に看護師が介入して安心・安全・安楽の確保に神経をすり減らす事も多いですが…
中には比較的状態が安定しており、訪問看護も週に1度程度しか介入しない方もいます
しかし、私はこのような方の訪問看護にも油断せず、緊張感を持ってケアにあたって欲しいと考えています。
数少ない観察の機会において「なんか変」を発見した際、ただ主治医に見たままを報告するのではなく 医療従事者としてその根拠を明確に伝える事が訪問看護師には求められます。
緊急度を見抜く!バイタルサインからの臨床推論
そこで、こちらの本を事業所の図書として購入致しました。
アセスメントにおける思考過程が、バイタルサインごとに要点を押さえまとめられているので非常に読み易い本です。
日頃ルーティンで計測しているバイタルサイン、機械的に電子カルテに入力するのではなく
複数のバイタルサインや所見と組み合わせてアセスメントする事で
次の1週間後の訪問まで、利用者様が安心・安全・安楽に過ごす事が出来るかを見通せるようになったら素敵だと思いませんか?
在宅医療は病棟と異なり、医師が到着するまで相当の時間を要する事があります。
現場にいる看護師は医師の必要とする情報を的確に伝える事で、最善最速のアクションに繋げる事ができるのです